インターンシップ

メディカル・イノベーションコース 大学院2年 S.W

受入企業・組織の名称:ヴュルツブルク大学(University of Würzburg)
インターンシップ期間:H28年9月1日〜H28年10月25日(約2か月)

本インターンシッププログラムでの気づき

 金沢大学とヴュルツブルク大学の間の交換留学第1期生として、苦労する事も色々あったが、それらを上回る価値のある経験をする事ができた。今後も新しい事に挑戦する際には様々なリスクや困難があるだろうが、積極性を大切にしていきたい。
 世界に通用する研究を行っていくために、自分には研究の基礎力が足りないと感じた。具体的には英語・統計解析・実験などの技術や能力、そして批判的思考力である。これらを身に付ければ、色々な分野で応用が利く事を実感した。

将来の夢、志

 今回の短期留学という形式のインターンシップを通じて、欧米の最先端の研究機関に長期留学したいという夢や志がより具体的に強くなった。日本で日常臨床をしながら片手間にする研究とは異なり、朝から夜中まで研究に没頭し、世界の最先端の情報を集めて、様々な分野の世界の研究者と議論・交流して高めあいながら研究する体験が、医療革新には必要である。
 具体的には、長期・短期の数値目標を定めた。長期目標は、SNM Wagner-Torizuka Fellowshipに合格してアメリカの先端的な研究機関へ2年間留学する事である。採用条件や所属研究室の前例からも(容易ではないが)達成可能な目標であり、学位取得後数年以内の実現に向けて具体的な計画を立てる。短期目標は、世界のトップクラスの学会で毎年発表する事である。これは長期目標達成のためにも重要である。幸い、昨年・今年とドイツ・アメリカ・スペインで開催されたEANM・SNMMIで発表しており、引き続き継続する。これらの目標を達成できれば、本大学院が目標とする「医療革新を専門とする医師」に近づける事は間違いない。

今後成長させるべき能力

 自分の英語力の未熟さを海外での2ヶ月間に渡る生活や研究を通して感じた。TOEICで十分な得点がとれたり、日常生活に困らない英語力があったとしても、世界の研究者と対等に議論・交流するには全く不十分である。英語の読解力・リスニング力・表現力をより一層高める必要性を改めて痛感した。

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